こんにちは、しーぷです。
今日はデビットカードの「引き落とし」や「返金」の裏側で動いている仕組みについて詳しくお話しします。
「明細を見ても、いつ引き落とされたのか、いつ返金されるのかよく分からない…」
そんな疑問を解消するために、専門用語を使って具体的なプロセスを解説します。
利用する際は4つのデータで取引をおこなう
デビット(クレジット)で取引をおこなった際は、銀行・カード会社・お店の間で、主に以下の4つのデータのやり取りが発生します。
(※クリックで解説へ飛びます)
オーソリデータ
オーソリとは?
オーソリ(オーソリゼーション)は、カードでの支払いを行う際に「そのカードが有効か?」「残高はあるか?」を確認するプロセスのことです。
クレジットカード業界では「与信(よしん)」と言ったりもします。
【具体的な流れ】
- 1. 支払いリクエスト
あなたがカードを使うと、お店(加盟店)からカード会社(アクワイアラ)へデータが飛びます。 - 2. 承認プロセス
カード会社は、銀行(イシュア)に対して「承認」を求めます。 - 3. 口座残高の確認
銀行はあなたの口座残高を確認し、払えるかどうかをチェックします。 - 4. オーソリ承認
残高があれば承認され、この時点で口座から引き落としされます。
なお、アクワイアラやイシュアについては過去の記事で詳しく説明していますので、合わせて確認してみてください。
💡 簡単に言うと…
カードが使えるか確認し、その金額分の資金を確保(引き落とし)するためのデータです。
オーソリ取消データ
オーソリ取消とは?
承認されたオーソリを取り消すプロセスです。
キャンセルした場合や、取引金額が変更された場合に行われます。
- 取引の中止:消費者がキャンセルすると、お店はカード会社へ「取消データ」を送ります。
- 返金の承認:カード会社を経由して銀行に通知が届き、銀行は引き落とした代金を口座へ返金します。
💡 簡単に言うと…
「さっき確保した資金だけど、請求はしないからお金は戻していいよ」というデータです。
売上確定通知
売上確定通知とは?
オーソリで引き落とし済みの代金が、カード会社を通して正式にお店へ支払われるプロセスです。
これにより取引が「完了」となります。
- 売上確定の処理:お店はカード会社へ確定通知を送り、金額を正式に請求します。
- 支払い実行:銀行は、オーソリで確保していたお金を正式に支払います。
💡 簡単に言うと…
「商品を渡して完了したから、確保した資金を正式にいただきます」というデータです。
売上取消通知
売上取消通知とは?
一度確定した売上を取り消し、代金を消費者へ返金するプロセスです。
返品や、誤った取引の訂正などで行われます。
- 返品の受付:お店はカード会社へ「売上取消通知」を送ります。
- 請求の取り下げ:カード会社から銀行へ通知がいきます。
- 返金の実行:銀行は、お客様の口座に返金額を入金します。
💡 簡単に言うと…
「請求したけどキャンセルになったから、請求を取り下げるよ(返すよ)」というデータです。
⚠️「オーソリ取消」と何が違う?
オーソリ取消の場合、お金はまだ銀行が「保留」しているだけなので、ロックを解除するだけで即時返金されます。
一方で、売上取消は、すでにお金がお店へ渡ってしまった後の処理です。
あらためてカード会社を通してお金を戻す手続きが必要になるため、返金に時間がかかる(数日~数週間)ケースが多いです。
まとめ
デビットカードの引き落としや返金の仕組みは、ご紹介した4つのデータを通じて行われています。
これらの仕組みを理解しておくと、万が一トラブルが起きた時も「今どのデータで止まっているのかな?」と推測でき、安心してキャッシュレス決済を利用できるはずです。
この記事が皆さんのデビットカード利用に役立てば幸いです。
何か質問やコメントがあれば、ぜひお知らせください!








