こんにちは、しーぷです。
InstagramやX(旧Twitter)、TikTokを見ていて、こんな広告に心を奪われたことはありませんか?
「店舗閉店につき在庫処分!高級ブランド時計が90%OFF!」
「人気家電が今だけ破格の値段!」
「ラッキー!売り切れる前に買わなきゃ!」と焦ってポチるのはちょっと待ってください。
そのサイト、お金と個人情報を騙し取る「悪質な偽サイト」かもしれません。
今回は、後を絶たない通販トラブルの実態と、プロでも取り返すのが難しい「補償とチャージバックの厳しい現実」について解説します。
「格安サイト」の裏にあるトラブル実態
金融機関の窓口には、こうしたサイトを利用してしまったお客様からの相談が後を絶ちません。
実際に起きているトラブルは、大きく分けてこの3パターンです。
⚠️ よくある被害事例
- 商品が届かない:決済だけされて、いつまで経っても発送されない(連絡もつかない)。
- 全く違う物が届く:ブランド品を買ったはずが、粗悪な偽物や、謎の安物が送りつけられる。
- カード情報の盗用:商品は(粗悪でも)届いたが、入力したカード情報が盗まれ、後日別の場所で不正利用される。
特に最近は、Google検索の上位や、大手SNSの広告枠にお金を払って堂々と出稿しているケースが多く、「広告に出ているから安心」とは言えない状況になっています。
購入前に確認!悪質サイトを見抜く3つのポイント
「怪しいサイト」には、必ずと言っていいほど共通する特徴があります。
購入ボタンを押す前に、以下の3点を必ずチェックしてください。
1. 価格が極端に安すぎる
「市場価格の半額以下」や「80%〜90%OFF」は、常識的に考えてあり得ません。
特に、どこも品薄の人気商品が「在庫あり」で「激安」になっている場合は、詐欺を疑ってください。
2. 「会社概要」がおかしい
正規のサイトなら、必ず法律(特定商取引法)に基づき、運営会社の住所や電話番号を掲載しています。
サイトの下の方にある「会社概要」や「特定商取引法に基づく表記」を見てください。
- 住所がデタラメ(または存在しない番地)。
- 電話番号が載っていない(メールアドレスのみ)。
- 責任者名がフルネームではない、または日本語ではない。
これらに当てはまる場合は、利用してはいけません。
3. 日本語やフォントに違和感がある
サイト内の説明文をよく読んでみてください。
「てにをは」がおかしかったり、「配送しますのご安心ください」のような不自然な日本語、あるいは見たこともない漢字(中華フォント)が混ざっていませんか?
機械翻訳で作られたサイトは要注意です。
【重要】お金は戻ってこない?補償の厳しい現実
ここが今回の記事で一番伝えたいポイントです。
「カード払いなら、詐欺にあってもカード会社が守ってくれるでしょ?」と思っていませんか?
実は、自分の意思で決済した場合、補償の対象外になる可能性が非常に高いのです。
「補償対象外」と言われる理由
カードの不正利用補償は、基本的に「第三者に勝手に使われた場合」に適用されます。
しかし、詐欺サイトとはいえ「自分で購入ボタンを押し、自分で暗証番号や3Dセキュア認証を通した取引」は、カード会社から見れば「正規の取引」とみなされます。
多くの銀行・カード会社の規定では、「会員の過失(不注意)による被害」や「会員自らが行った取引」は補償しないと明記されています。
チャージバック(返金)も断られる?
「じゃあ、チャージバック(支払い異議申し立て)でお金を取り戻せばいい」という意見もありますが、これも万能ではありません。
⚠️ チャージバックが拒否されるケース
以下のような場合、カード会社や決済代行会社に拒否されることがあります。
- サイト側に「発送済み(配達完了)」の証拠を提出された場合(中身がゴミでも)。
- 「お客様ご自身で認証コードを入力されていますよね?」と判断された場合。
- デビットカードの場合、仕組み上チャージバックのハードルがさらに高い場合がある。
つまり、怪しいサイトで決済してしまうと、「商品も届かず、お金も戻らない」という最悪の結末になるリスクが十分にあるのです。
まとめ
ネット通販は便利ですが、一度支払ってしまうと、そのお金を取り戻すのは至難の業です。
- SNSの「激安広告」は疑ってかかる。
- 会社概要(住所・電話)がないサイトでは買わない。
- 詐欺サイトでの決済は「補償対象外」になるリスクが高い。
- 「チャージバック」は魔法の杖ではない。
「安物買いの銭失い」どころか、大切な資産を失わないよう、必ず信頼できる公式サイトや大手モール(楽天・Amazon等)を利用するようにしましょう。







