こんにちは。今日はデビットカードを利用した取引をキャンセルした場合に発生しうるトラブルについてお話しします。
デビットカードを利用してキャンセル処理を行うと、①引き落とされた代金が返金、②返金された代金がもう一度引き落とし、③再引き落としされた代金が再返金、といった不思議な現象が発生する場合があります。
先に結論を言うと、これらは不具合やエラーなどではなく、正常な取引です。
心当たりのない引き落としが発生したとして、心配される方もいるかと思いますが、あわてずに再返金を待ってみましょう。
どうして引き落としと返金を繰り返すのか、理由をご説明します。
返金と引き落としの繰り返しの原因
デビットカードの利用時に返金と引き落としが繰り返される主な原因は、以下のデータの行き違いによるものです。また、データの詳細については、過去の記事で紹介してます。
- オーソリ
- オーソリ取消
- 売上確定通知
- 売上取消通知
通常は①のデータで引き落としされ、②のデータ到着で返金となり、この時点でキャンセルは成立となります。
ところが、②のデータが到着したあとに③のデータが到着し再引き落としが発生、④のデータ到着をもってキャンセル成立というパターンもあり、これが返金と引き落としを繰り返す原因です。
必ず後者のパターンになるわけではなく、①②のデータのみで完結する場合もあります。
③のデータが届いてしまった場合は、④のデータを待ってみましょう。
対処法
※これといった対処法はありません!
事象発生の理由について、説明してきましたがこれに対する対処法はありません。
防ごうと思って防げるものではなく、お店のキャンセル処理方法によって発生するものであり、発生した場合は最終的な返金を待つしかありません。
なお、お店に確認しても正しくキャンセル処理をおこなっているので、銀行に確認してほしいと言われてしまうでしょう。
お店では支払いとキャンセルのプロセスしか把握しておらず、デビット決済の裏でオーソリデータのやり取りが発生していることは認知していない可能性があるからです。
いずれにしても、事象に遭遇してしまった場合は、いったん返金を待ってみることです。
なお、何日経っても一向に返金されない場合は利用したお店に確認してみましょう。
まとめ
デビットカードで決済した取引において、キャンセル後に再引き落としが発生しても正常なキャンセルの過程ですので、あわてず再返金を待ちましょう。なお、この事象はデビットカードを利用するうえで避けては通れません。取引をキャンセルする場合は留意しておくと良いでしょう。
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